映画鑑賞記「チャンス商会 初恋を探して」

公開日 2015年10月20日

チャンス商会 初恋を探して
原題: Salut d'Amour
製作年 :  2015年
製作国 :  韓国

監督:カン・ジェギュ 
主演: パク・クニョンソンチル
    

また韓国映画に泣かされました・・・しかもこの映画は誰も死なないのに・・・。
「初恋を探して」という副題を見たときは、観ようかどうしようか迷いましたが、観て本当によかったです。
初恋、というより(もちろんそれもありますが)、<家族>というキーワードに弱い人には特にオススメします!
ハンカチの用意を忘れずに!!

もどかしいのは、この映画のどこにそんなに泣かされたのかをお伝えすることができないことです。
なぜならそれが超ネタバレで、それを知って観るのと知らないで観るのとではだいぶ違ってしまうからなのです。

主人公のイ・ソンチルは、とんでもない頑固じじいで、周囲も迷惑している様子。
でも、そんなソンチルをこの街の人たちは温かく受け入れています。

前半はそんな人々の様子などが描かれるわけですが、

「ちょっとやりすぎじゃない?」「それ不自然じゃない?」「設定おかしくない?」

と、突っ込みたくなる場面が多数で、「やっぱり映画の選択間違えたかな~」とまで途中思ってしまったのですが、
これらが後半で全てきれいに納得できるようになっています。
上手なミスリードもあり、本当に見事だと私は思いました。

ああ、ホント、お話できないのがつらい・・・

この映画には元ネタがあります。
パクリではなく、エンドクレジットにもその映画のタイトルが出てきますが原題だし字も小さいのでリンクだけご紹介します。
が、これを見るとネタがわかってしまって映画の楽しみ激減なので、くれぐれもクリック注意で!
元ネタ→これ

私は元ネタ映画より、「チャンス商会 初恋を探して」のほうがずっといいと思います。
それはやっぱり「家族」や周りの人の温かさということにより重点が置かれていたからに他なりません。
また、この日本映画(これもネタバレなのでクリック注意!)のシーンもかぶりますよ。

とにかく!宣伝ができない作品で、EXOとかいう韓流アイドル(ストーリーに関係ない役で出ている)のファン以外は映画館に足を運ばないのでは・・・と思うと勿体なさすぎです。
どうぞ私を信じて(?)親子、家族、そんなことを大切に思っている人は是非映画館へ!!

(by K.T)