公開日 2018年08月15日
監督:上田慎一郎
製作年:2017年
製作国:日本
上映時間:96分
当初は池袋シネマロサ、新宿K'sシネマの2館だけの上映だったのが話題に話題を呼び、現在では100館以上、47都道府県すべてでの上映となった。
新聞などの媒体でも盛んに取り上げられているが、「予算300万円(ハン・ソロの2分ぶんとか!)の低予算!」「無名監督、無名俳優!」「海外でも絶賛!」というようなことばかりで、肝心の映画の内容についてはほとんど言及されていない。
なぜそのようなことになっているのか、というのは、実際本作を観ると一目瞭然!
観てこの映画の価値がわかると、ぜ~~~~ったいにネタバレしてはいけない!と思うから、内容と本当の面白さについては何も言えなくなってしまうのだ。
前半(半分じゃないけど)のワンカットのゾンビ映画部分は、まあそこそこ面白いけれど、
これはネタだよね?これあとで回収するよね?というのがわかりやすく散りばめられている。
37分終わったところで、ああ、まあこんなもの?で、それをどう伏線回収していくのかな?と思っていると、その回答は想像をはるかに超える!
業界アルアルネタも映画ネタもいっぱいで、大笑いして、そして、映画が好きならきっと最後は涙で目の前が霞んでしまう。
映画愛に溢れた、そしてまた、家族愛の物語でもあり、信念の物語でもある。映画と離れても、社会人であれば感じるものがたくさんあると思う。
私は、今年劇場で観たのはこれが63本目で、良い映画はそこそこあったけれど、本作は間違いなく今年のベストのひとつ。
この映画をオススメしたい気持ちがあればあるほど、内容についてはますます言えなくなるので困ってしまうけれど、それでも、映画が好きなら絶対に楽しい!是非この体験を映画館で!
2018.8.13鑑賞 by K.T