【こやじぃのみたか四方山散策】 道の名前の由来を探ろう

公開日 2020年07月21日

★みたか観光ガイド協会が三鷹のまちをご案内する「定例ガイド」の特別版をオンラインでお届けします★

普段、みなさんが何気なく歩いている「道」。
通りの名づけ由来や関連エピソードなどを紹介していくシリーズの第3弾です。

駅前にある通りの名前には一体どんな由来があるのでしょう。
植えられていた樹木、住んでいた人…何気なく目にする案内板に書かれた「通り」の名前。由来を知ることで歴史がわかり、歩くのが少し楽しくなりそうですね。
名前を知っていると、道案内をする際、される際に役立ちます。

四方山散歩
▲まずは「本町通り」から

四方山散歩
▲「旭町通り」などを紹介していきます。



本町通り

三鷹駅南口の風の散歩道入口、みたか観光案内所の東にある通りが本町通りです。昔、本町通りは三鷹駅前のメインストリートと呼ばれていたようです。
中央通り同様、連雀通りまで900mほど真っ直ぐに伸びていて、地元客に人気の居酒屋、行列のできるラーメン屋、保育園、パン屋、そして畑などがあります。その先の企業に勤める方々の通勤路でもあるので、通行量の多い裏道です。
三鷹市消費者活動センター(駅前地区公会堂)や太宰治文学サロンも本町通りにあります。
 

旭町通り・旭町仲通り

名前はあまり知られていませんが、こちらも飲食店が並ぶ通りです。昔、駅前に何もなかった頃、ここから朝日がよく見えたから名づけられたのではという説もありますが、詳細は不明です。
 

すずかけ通り

レンタサイクルできる駐輪場、三鷹駅前コミュニティ・センター(駅前図書館)の間の道です。一方通行が多いエリアなので駅へと向かう車の抜け道になっています。
道路に覆いかぶさるほど大きな「すずかけ」の木があったことから、すずかけ通りと呼ばれるようになったようです。
 

平和通り

風の散歩道にある三鷹市山本有三記念館の西にある道を南下すると、いずみ通りに出ます。そこから先が平和通りです。平和通りにはみたか井心亭(せいしんてい)という木造数寄屋造りの建物があり、太宰治の旧居に植えられていた「さるすべり」の木も移植されています。
そして、第二次世界大戦時の陸軍大臣 阿南(あなみ)さんが住んでいたこともあり、二度と戦争を起こしてはならないという平和への願いから、平和通りと名づけられたと言われていますが、定かではありません。


企画・撮影・編集:みたか都市観光協会
協力:みたか観光ガイド協会 https://mitakaguide.p-kit.com/
出演:小谷野芳文(みたか観光ガイド協会)
楽曲:modus GT-K